迷惑メールの種類と目的
スマホや携帯電話、パソコンなどでメールを行っていると、徐々に知人ではない相手からメールが送られるようになってきます。
一方的に届けられる、「迷惑メール」のことです。
迷惑メールには、いくつかの種類があります。
・送られてきたメールを、多くの人たちに転送させるよう誘導する「チェーンメール」。
・相談者からの悩み事の聞き手になるだけ、副業でラクをして高収入がゲットできるなど、甘い言葉で詐欺に誘いをかける「お金儲けメール」。
・ウイルスに感染させようとする「ウイルスメール」。
・サイトの利用料として莫大な金額を請求してくる「不当請求メール」。
・だましてデータや金銭を奪おうとする詐欺の「架空請求メール」。
・サイト・サービス・商品などを宣伝する「広告宣伝メール」。
これらが、主な迷惑メールの種類です。
最も多い広告宣伝メール
いろいろある迷惑メールの種類の中でも、特に多くのネットユーザーに届いているといわれているのが広告宣伝メールです。
商品やサービスの販売、出会い系やアダルト系サイトなどに関連した内容が一般的です。
近年では広告宣伝メールの手口が巧妙になってきて、知らない業者からでなくあたかも友人が送って来たメールであるかのように勘違いさせるものが多くなりました。
文中にサイトのアドレスを載せてクリックさせようとしたり、返信するように誘導します。
タイトルがどのようなものであれ、メールアドレスを見て見覚えのないものであれば注意するよう心がけ、開いて見ずにそのまま無視をしましょう。
お金を要求する架空請求メール
迷惑メールの中でも、おどしに近い文面でお金をだまし取ろうとするのが架空請求メールです。
サイトの利用料金が発生しているかのように思わせる文面で、期限までに支払わないと取り立てに行くといった内容で圧力をかけてきます。
覚えておいていただきたいのは、架空請求メールの送信者は適当なメールアドレスに送っているので、受け取った相手の住所や氏名を知らないということです。
携帯電話の製造番号、個体識別番号、IPアドレス、プロバイダ名などを示して、これらの情報から探せるようなことを言ってきますが、これらから個人情報を割り出すことはできませんので、あせって返信や振込などをしないように気をつけてください。
不安感をあおって、お金を引き出そうという詐欺の手口です。
架空請求メールに書かれている電話番号などに連絡してしまい、電話やメールでなんども催促されるようになるなどの被害が生じたときでも、一人で悩みを抱える必要はありません。
警察署や近くの消費生活センターに、相談することができるからです。
迷惑メールで困ったことがあれば、すぐに相談しましょう。
参考:消費者ホットライン|国民生活センター
消費生活センターは全国にあります。
お近くの消費生活センターを探したい方は、こちらの国民生活センターのホームページで検索することができます。
直接出向いても、電話からも相談することができます。