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無線LANには必ず暗号をつけよう

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目に見えない無線LANの電波

パソコンを使うとき、からまったり邪魔になるケーブルをなくすことができるのが無線LANです。
配線がありませんので、目に見えない電波がどこまで広まっているのか確認できない状態ということになります。

電波は壁も通り越してしまいますので、屋外でも受信が可能になります。
家の外を車で通りかかった悪意ある人が、通信の内容を盗み見るということも考えられます。
無線LANを利用するときは暗号化機能を設定するなど不正利用を防止する対策を取ることで、安心して使えるようになります。

メール内容の漏えい

親しい友人などと行うメールは、やり取りの中に私的な文章や写真の添付など、プライベートなものも多いのではないでしょうか。
無線LANを使用する以上は不正利用を防ぐセキュリティ対策を行わないと、大切なやり取りが漏えいしてしまうことも考えられます。

無線LANユーザーがセキュリティ対策をしていないと、ネットなどに詳しい悪質な第三者が侵入することは容易なことです。
インターネットの通販ショップで買い物をするとき、パスワードやクレジット番号などを入力する場合がありますが、悪質な第三者によって情報を盗まれ、トラブルに発展することもあるでしょう。

送っていない迷惑メール

セキュリティをおこたった無線LANは、家の周辺まで電波利用が可能になっていると、車で徘徊している悪い人や近所の人などに、無断で悪用されてしまうかもしれません。
場合によっては、迷惑メールの送信元に利用されてしまうこともあるのです。
迷惑メールの濡れ衣を他人に着せる悪徳業者、セキュリティでしっかり保護していない無線LAN機器を探すために、住宅街をあちこち巡って、不正に悪用しているのです。

願わくば、無線LANユーザーの個人がなにもしなくてもプロバイダが保護してくれたらラクなのですが、無線LANの無断利用はプロバイダが確認できるものではありません。
プロバイダなどが把握できないということは、自分でセキュリティ対策を実行しておかないと、突然迷惑メールの発信者としてクレームを受ける可能性がでてきます。

電波はどこまで届く?

無線LAN機器の電波は、なにもセキュリティを行っていないと、100m近くも接続できてしまいます。
途中になにもさまたげになるものがない環境で約100m、壁がある場合は大幅によくなりますが、それでも約10mも接続できますので、いかにセキュリティ対策が重要かがおわかりいただけることでしょう。

隣の部屋や建物から、あなたの無線LANに接続することはとても簡単なことです。
正しいセキュリティ対策で予防すれば、トラブルを回避できます。
まだなにもしていないというお宅は、さっそく対策を取って、安心してインターネットを楽しんでください。