わかりにくい近年のウイルス
インターネットを利用していると、自分のパソコンがもしコンピュータウイルスに感染してしまったらどうしようと不安になることがあります。
コンピュータウイルスに感染したら、どんな症状が現れるのでしょう。
以前のコンピュータウイルスはというと、感染すれば起動できなくなったり、画面の表示が乱れるなどといった、すぐに変化に気が付ける特徴がありました。
近年のものはこうした症状をほとんど見せることがなくなり、ユーザーがすぐに発見しにくくなっています。
感染したときに現れる異変
感染したときにどんな異変がパソコンに現れるのか、いくつかの例をご紹介します。
これらの異変が現れても、ウイルスに感染していないこともありますから、判断材料の1つとして参考になさってみてください。
チェック方法
ルータやモデムは、通信中に点滅するランプがあります。
機器によってどのランプが点くかはさまざまなので、感染しないうちに確かめておくことが大切なのですが、感染すると通信していないときでも点滅することがあります。
その場合のウイルスは、別のパソコンにも感染させようと稼働するので、利用者が使っていない時間でも勝手に通信をします。
長時間に渡り、パソコンを使っていないときに繰り返し点滅をしていたら、コンピュータウイルスが通信していることが考えられます。
インターネットを利用しようとしてもすぐ途絶えたり、途絶えてしまったように見える場合があります。
侵入したウイルスが作動して、ネットワークにつながらないよう邪魔をしているかもしれません。
マウスをクリックすると操作音が聞こえますが、ホームページを開いているとき、なにも操作していないときにクリック音がするようになったら、感染しているかもしれません。
サイトを訪れたり表示されている広告をクリックすることで収益が発生するアドウェアが、知らないうちに動いている音です。
アドウェアとは、ウイルスの一種です。
タスクマネージャを確認すると、感染されていれば中央処理演算装置(CPU)が消費されるので、の使用率が継続的に上下するようになります。
CPUの使用率を確認する方法は、パソコン画面のタスクバーのなにもない部分を右クリックし、タスクマネージャと書かれたところをクリックすれば表示されます。
感染した場合、パソコンの資源(リソース)を大幅に消費するようになることから、動作が以前より遅くなります。
他にも感染した可能性が考えられる変化はありますが、主なものを取り上げました。
これらの異変が確認された場合には、感染の可能性を疑いがありますので注意していください。