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無断で写真をアップされた

ネットにアップする人

写真のアップと肖像権

肖像権は、著作権と並んで多くの方に知られているものかもしれません。
これは、人の写真を勝手にインターネット上にアップするといったものです。

無断で写真をSNSなどにアップされたら、人間関係に亀裂が生じるでしょう。
写真をインターネットのサイトに無断掲載して場合には、肖像権の侵害として相手に訴訟を起こされ、慰謝料の支払いを命じられたという事例も実際に起きています。

SNSで載せるべきでない情報

TwitterやFacebookなどは多くの方が利用しており、発信者側となって楽しんでいます。
発信者側になるということは、その内容に社会的な責任が生じるということです。

SNSで載せるべきでない情報には、どのようなものがあるのでしょう。
載せていいという許可を受けていない他人が写った写真、GPS情報(位置情報)つきの写真、誰が今どこにいるとかを伝える情報(知人や子供、自分自身など)、子供が写っている写真、デビットカードやクレジットカードを撮影した写真などがあげられます。

クレジットカードなどは番号が入っていますので、重要な個人情報の流出になってしまいます。
子供の写真は、特に本人の名前も書き込むのは絶対に行ってはいけません。
知らない間に、小児性愛者の児童ポルノなどのサイトに載せられる危険性があるからです。

親しい相手こそ礼儀を大切に

親しい相手だからといって、その人が写っている写真を気軽にSNSに載せるようなことがあってはいけません。
親類や子供を通じての人間関係などは、親しいと思っているのは一方のみで、もう一方はやめてほしいと思っていても角が立つから言えないという苦しい状況に追い詰めてしまうことが多々あるからです。
写真は個人が見るためだけのものと考え、間違っても名前つきでネットにアップするのはマナー違反だと認識しましょう。

スマホ写真の位置情報

スマートフォンなどで写真を撮影し、SNSなどにアップする場合、あらかじめ位置情報サービスの設定をオンではなくオフにしておくことが重要です。
GPS機能は、最短距離で目的地に行くルートを検索できるなど利便性の高さが魅力的ですが、ブログやサイトなどのウェブ上に掲載したり、メールに添付して送信するとき、居場所を突き止められてしまいます。

撮影場所が自宅の写真を、多くの人が閲覧できるブログなどに載せてしまうと、誰でもあなたの住所を調べることが可能になってしまいますから気をつけてください。
「今日○○さんの家に遊びに来ました」と友人の家で撮った写真をアップしたら、その友人の顔と住所が拡散されてしまいます。
他人をトラブルに巻き込まないよう、周囲への配慮も忘れないようにしましょう。